初代マリオの1ー1風ステージを再現するのに必要な大道具小道具をあらかた準備してステージを作っていきます。
本記事ではUE5で無料で使えるMegascansの紹介と、そこでダウンロードしたアセットたちを実際のゲーム内で使うための設定の最初の一歩を学べます。
YouTube動画を公開済です。
Megascansからモデルを拾う
Megascansは実物を3Dスキャンして制作された精巧なモデル集で、UE5で扱う分には無料で使用することができます。ありがたや。
UE5のコンテンツブラウザ上で、「コンテンツを取得」の「Quixelコンテンツを追加」から専用の画面を起動します。
初回(や、一定期間開くと)はログインが必要なので、UE5と同じアカウントでログインしましょう。
webブラウザと違ってキャッシュしてくれないのがちょい面倒ですね。
あと、私はGoogleアカウントでやってますが、カーソル位置が点滅してくれないので入力がわかりにくいし、2段階認証も同じPCだけど覚えてくれないみたいです(;’∀’)
上の検索窓からワードでものそのものをさがしたり、「Collections」というカテゴリから関連するものをまとめて表示してくれる探し方もできます。
色々な実物をスキャンしたリアルなモデルがあります(下図はサインイン前状態なのでダウンロードできません)
土管には下記を採用しました
PIPE(パイプ)って単語で、ほかにもっといいのがないか調べたりしてもいいですね
品質を選んで右下のダウンロードボタンを押すとPC上の専用フォルダにダウンロードされます
Addボタンで今起動中のプロジェクトの「Megascans」フォルダ下に取り込まれます
またはこの画面はUE5の画面と独立しており、直接ドラッグアンドドロップでレベル上に配置することも可能です
そのほか、下記のモデルを使うことにしました。
- CONCRETE PIPE (コンクリート製のパイプ)土管
- CONCRETE PLANT POT(コンクリート製の植物用ポット) 非破壊ブロック用
- CARDBOARD BOX(段ボール箱) ハテナブロック用
- RED BRICK WALL 叩いて爽快に壊したいレンガ マテリアル
- FLAGSTONE WALL 地面 石畳 マテリアル
野菜とくだものは用途決めていませんがとりあえずにぎやかし用です。
こんな感じで色々手に入るので、リアル系ゲームだったら、ひとまずここ探してからほかを探しに行くのがよいでしょう
UE5上で使えるように
UE5画面に戻ります。
まずは早速レベル上に「土管」を設置してみましょう
汚れや作る際の型の線までリアル過ぎて小汚くみえますが、例の土管っぽく立てて地面に刺してみましょう
ちょっと例の土管にしては小さいので拡大しつつ、横向きなので回転させます
この状態でプレイしてみると、すり抜けられてしまいますね。
ではぶつかれるようにコリジョンを設定していきましょう。
スタティックメッシュを開くとこんな感じです。
初期状態だと、土管のコリジョンは、メッシュの形状に合わせた複雑なものになっています
簡単な形状のほうが処理負荷低いので、今回は、新しく単純形状のコリジョンを追加して設定しましょう。
コリジョンのメニューから今回はボックス単純化コリジョンを設定してみます
全体を1個だとちょっとおおざっぱすぎるので長い筒部分と出入り口部分で2つ置きました。
これでちゃんとぶつかったり乗ったりできるようになりました。
叩いたらコインが出るハテナブロック代わりの段ボールや、硬い非破壊ブロック想定のコンクリート製プランターにもボックス単純化コリジョンを設定しました
が、同じ手順なので説明は割愛します。
つづく
スーパー玉ねぎBros. 本業が忙しくて間が開いちゃいましたが、ひと山超えたのでまたこちらも頑張っていきます。
- 第1回:やることリスト
- 第2回:サイトマップ 構成要素一覧
- 第3回:走る・跳ぶ(Blender→UE5)
- 第4回:Bダッシュ
- 第5回:ダッシュ中は高く跳べる
- 第6回:ミニとノーマルサイズの変化
- 第7回:敵に当たったらダメージ
- 第8回:ステージ作りステップ1
- 第9回:ステージ作りステップ2
- 第10回:跳ねる壊れるレンガブロック
- 第11回:ハテナブロック+コイン
- 第12回:パワーアップキノコ(たまねぎ)
- 第13回:ファイヤーフラワー(赤ピーマン)
- 第14回:ファイヤーボールで攻撃
- 第15回:踏みつけ攻撃
- 第16回:ブロック越しに攻撃
- 第17回:スターで無敵
- 第18回:亀キャラを作る
- 第19回:亀キャラの動作
- 第20回:プレイヤー専用コリジョンでファイヤーバグ対策