UE5.6 実験的新機能 天空ドーム Celestial Vault プラグインを使って、自分独自の星座を夜空に描く公式チュートリアルが公開されました!

デイシーケンスの進化版的な位置づけだと思います。
ただし、作る手順が複数のツールを使いこなす必要がありちょっと難易度高めだったので、メインのGUIツールに前後の手順を合体させてみました。
GitHub: yossi40-100/FictionalStarsBuilder
下記で公開されている作業のうち、『UE取り込み前の3パート』を、メインのpythonツールにマージしワンツール化したものです。
Creating Custom Constellations for the Celestial Vault Plugin | Epic Developer Community

行程1の自動化は単純です。白地に黒などの単純な画像を想定しています。
それ以外の画像に柔軟に対応したい場合は image2starpoint.py
を自分で改造してください。
複数の星座を合体させる機能はありません。2つ目以降のCSVからヘッダーを消して合体させてください。下記動画内で合体方法も説明しています。
インストール
① Pythonのインストール Pythonをインストールします https://www.python.org/downloads/ (PATHを通します)
その際、Tkinterオプションを有効にしてください

② 私のリポジトリをクローンまたはZipでダウンロードします
yossi40-100/FictionalStarsBuilder

③ フォルダ右クリックから「ターミナルで開く」や「cmd.exe」「VSCode」などの端末でツール動作に必要なライブラリをインストールします
pip install opencv-python numpy pillow

ここからすでにわからないかたはChatGPTなどに相談してくださいね
使い方
起動・画像取り込み
① GUIを起動します
python ./FictionalStarsBuilder.py


② 右上の “Open Picture” ボタンから、星座に変換したい画像ファイルを開きます

表示モード

- original オリジナル – (点を打つ前の)入力画像を表示します
- Dot ドット – 入力画像からエッジ抽出されて○を打った画像を表示します
- greyscale グレースケール – グレースケールされたDot画像を表示します
- Threshold しきい値 – Min Threshold操作後の画像を表示します
- finalImage 最終系 – 最終的に出力される天球上に配置される星の位置を表示します
星座の調整
③ 左のメニューにて星の抽出設定を調整します
一番上にもとの最初の手順で画像編集ソフトで描いている点の数を指定する以外はほぼ同じです。
もとのチュートリアルを確認ください。

最初の工程の自動化はランダム要素が入ってます。なので、同じ画像でも数を変えて戻すと星の配置が変化します。
天球上へのレイアウト
④ 表示モードをfinalImageに変更します
⑤ 左のメニュー下部にて星座の天球上の配置を調整します

RA/DEC軸 :横軸は時間(24時←0時)で、縦軸は角度(-180度→180度)で表現されています
- Center RA/Center DEC で 星座の中心位置
- Size RA/Size DEC で星座の大きさ
- Rotation Angleで星座の角度

オリジナルExcelにはなかった上下と左右をつなぐ計算もしてありますが、その場合にUEに取り込んでちゃんとでるか未確認ですのも確認しました
⑥ 右上の “Export CSV” ボタンからCSVファイルに出力します
⑦ 出力したファイルをUEに取り込み使用する手順は下記画像と、もとのチュートリアルを参照ください


改造
ご自由に改変してください。
元画像から特徴量の抽出は image2starpoint.py
に分離してあります。 星の色は紫系でサイズごとに固定されています。

もとの手順のようなグラデーションマスクにはなっていません。適当です。
ライセンス・免責
MIT サポートなしで現状のまま提供されます。

多少はサポートするかもです。
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