今回は、Unreal Engine 5(UE5)で簡単に地下ステージ風の雰囲気を演出するテクニックをご紹介します。
使うのは、Unlitマテリアルとポストプロセスのみ!
しかも、レベルの切り替えや太陽光の遮断など、面倒な設定をしなくても、簡単に地下っぽさを演出できる方法です。
🎯 今回のテーマ
ポストプロセスと反射しない黒板で、なんちゃって地下ステージを作る!
🛠 地下ステージの構成アイデア
✅ 1. 土管の設置と移動
- 土管にプレイヤーが接触すると
- Spline(線)に沿って等速移動する演出を追加

よっしー
この仕組みは後日解説しますが、Spline上におじさんを歩かせる方法などは解説済ですのでそう難しくはありません
土管はモデリングモードで作りました
✅ 2. 奥の黒板で背景をUnlitに
- 地面や背景の奥側に「Unlit」モードの黒い板 を配置
- 光を一切反射せず、完全な黒で地下のような演出に

✅ 3. ポストプロセスで地下っぽく加工
カメラが特定のエリア(ポストプロセスボリューム)に入ると、以下の効果を適用:
効果 | 内容 |
---|---|
2つの設定間を徐々に切り替え | Blend Radius:400 ボックス外から4m手前から徐々にブレンド |
暗さ演出 | Vignette Intensity 画面の端を暗くし、視界を制限 |
青み調整 | Color Grading 全体をやや青みがかった色味に |
ノイズ演出 | Film Grain Intensity フィルム風のちらつきを追加 |
彩度調整 | Color Grading: Saturation 緑を弱めて、オレンジをピンク寄りに変更(色相シフト) |



よっしー
このへんはChatGPT等に相談するとどんなパラメタ調整するとよさそうか教えてくれました
🎨 もっと凝った色調整も可能!
より高度な加工をしたい場合は、ポストプロセスマテリアルを使って、色をシフトさせることでさらに演出の幅が広がります。
🔄 ステージの使いまわしでも印象は激変!
背景やオブジェクト自体は地上ステージと同じでも、
この方法で雰囲気が大きく変わるので、コスパの良い雰囲気転換が可能です。
🔄 レベル切り替え準備にも!
近日紹介予定の「レベル切り替え時の情報引き継ぎ」の準備を兼ねています。こちらもお楽しみに。
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