UE5.6「ステートツリーが日本語環境で正しく動作しない」問題の回避方法

本日は、Unreal Engine 5.6（UE5）のサードパーソンテンプレート（コンバットバリアント）でステートツリーが日本語環境だと正常に動作しないという、ちょっと困った問題について解説します。

よっしー

UE5.6.0で確認。そのうちアップデート等で勝手に治るかと思います

🔍 こんな現象が起きていませんか？

これ、実はエディタの言語設定が原因かもしれません！

ステートツリーが初回ロードされるタイミングで、エディタが日本語表示になっていると、リンク情報が正しく読み込まれずに切断状態で確定されてしまう現象が確認されています。

これは先日紹介した「メタヒューマンの肌が真っ黒になる問題」について、言語設定が英語であれば発生しないという「つい　ゲーム制作所@gemutukuruyo」様のポストがあり、もしやと試してみたところ当たりました。

以下の手順で、問題を防ぐことができます。

これでリンクが正常につながった状態になります。

はい、一度正しくロードされてリンクが確定すれば、再びエディタ言語を日本語に戻しても問題は再発しないようです。

ただし、StateTreeTask側の「Context」が「コンテキスト」に翻訳されることでつながらなくなっているのが直接の原因箇所のようなので、新しくStateTreeTaskを作るたびに再発するリスクがあるかもしれません

よっしー

UIは英語で問題ないし、海外ニキと同じみためでチュートリアルとかやれる利点もありますが、ヒントやツールチップは日本語でさっと読みたいんですよね。。。

英語環境での作業に抵抗がない方は、最初から英語エディタのまま使用する方が安定するかもしれません。