今回は、期間限定で無料配布されているUnreal Engine 5のアセットを3つご紹介します。キャラクター、環境、そしてシステム系のツールと、バランスの良いラインナップです。それぞれの魅力を解説し、実際の使い方を見ていきましょう。
1. 狼人間キャラクター「WereWolf」
まず最初は、迫力満点の狼人間アセットです。
- 見た目の特徴:マニーよりも一回り大きく、毛皮の有無を選べるモジュラーなモデルも用意されています。
- アニメーション:標準的なアニメーションに加え、このアセットオリジナルのものも付属しています。
- ブループリント・マテリアル:ブループリントは含まれていないため、自分で用意する必要があります。マテリアルもシンプルな作りで、インスタンス化されているのは一部のみですが、光具合のパラメータ調整が可能です。

よっしー
動画のおまけでサードパーソンコンバットの敵AIキャラクター化する手順も解説してみました
2. スプラインツール「Magic Spline Plugin」
次に紹介するのは、開発効率を格段に上げてくれるツール系アセットです。このアセットは、道路やパイプ、柵などを簡単に作ることができるスプラインメッシュエディターです。
- エンジンプラグイン:Magic Splineという名前ではなく「Spline Mesh Editor」というプラグイン名なので注意が必要です。
- 多様な機能:スプラインに沿ってメッシュを配置するだけでなく、オフセットや回転、累積機能(メッシュを徐々に細くするなど)など、様々な設定が可能です。
- 注意点1:MagicSplineではなく、「SplineMeshEditor」というプラグイン名です
- 注意点2:Branch機能は親で設定しても子枝側のメッシュは移動しません。子側の何らかの設定を(フラグをオン/オフ切り替えるなど)変えてコンストラクションスクリプトを走らせると移動してくれます
- 注意点3:BlockingVolume替わりに使うには、「StaticMesh」モードにしてBlockAllのコリジョン設定にする必要があります。(BlockAllから変えるにはC++コード書き換えが必要)

よっしー
詳しくは動画のおまけ1で
3. 倉庫環境アセット「Warehouse Environment」
最後に、リアルな倉庫の環境アセットです。
- 高い品質:4Kの高画質テクスチャが付属しており、Epic Gamesのデフォルト設定でも非常にリアルな質感を楽しめます。設定で中画質にされているとのことです。詳しくは付属のマニュアルを参照ください。
- 著作権問題:デザイナーさんオリジナルのアセットで、著作権問題の心配がないことが明記されているため、安心して使用できます。
- 内装に特化:内装に力を入れているため、外装は簡素な作りになっていますが、工夫次第で屋外でも利用可能です。
- 活用例:このアセットのダクトパイプを「Magic Spline Plugin」と組み合わせることで、複雑な配管も簡単に設置できます。

よっしー
結構おすすめですが、ファーストパーソンの自キャラのみEPIC画質で60FPSでなかったのでやや重めです
まとめ
今回は、期間限定無料アセットの「WereWolf」「Magic Spline Plugin」「WareHouse Env.」をご紹介しました。
特に「Magic Spline Plugin」は、アイデア次第で様々な用途に使える便利なツールです。ぜひ皆さんのゲーム開発に役立ててみてください。
動画では、これらのアセットを組み合わせた実践的な内容も解説しています。ぜひチェックしてみてくださいね!
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