Unreal Engine公式マーケットプレイス 「Fab」で配布されている期間限定無料アセットから、電車・線路・ポータルVFXなどを使って、レベルシーケンスで電車を走らせてみました!
✅ 本記事のポイント
- 電車と線路アセットを使ったリアルな列車の走行表現
- ポータルエフェクトとの組み合わせでワープ演出+レベル遷移
- スプラインを使った線路設置のコツ
- レベルシーケンスでの電車の動かし方と連結車両の実装
- 無料アセットの使い方・注意点(UE5.6での取り込み時の挙動も)
使用した無料アセットの紹介
今回使ったのは、以下のアセットです。
- Train pack | Fab リアルな電車と線路(スプラインメッシュ対応)
- Advanced Portals System VFX | Fab ワープポータルのVFX(ナイアガラ使用)
- Stylized Village Fatpack | Fab スタイライズドビレッジ(やさしい雰囲気の村)
使用時、Unreal Engine 5.6にはまだ対応でしたが、強制的に取り込んでみたところ「Nanite関連の警告」が出る程度で、致命的な問題はありませんでした。
スプラインを使った線路の作り方
- 線路のブループリントアクターをレベルに配置
- スプラインの白い点を選択し、
Alt+ドラッグ
で複製しながら伸ばしていく- 白い点を移動させて、滑らかなカーブを作成
- 点を選択して、ハンドルを調整することで角度変更も可能
電車を走らせるレベルシーケンスの作り方
- レベルシーケンスを作成
- 電車と線路をトラックに追加
- 電車に「パス」トラックを追加
- 2で追加した線路にバインディング
- カーブエディタで「進行カーブ」を調整
- 徐々に加速・減速させることも可能
パス を使ってスプラインのルートに沿ってキャラクターを歩かせることもできます。


よっしー
開始を0にしなくてもOK!
途中から走り出して途中で停止や逆走もできます。
電車の連結車両を追加する方法

- 電車BPを複製して2両目を作成
- 1両目のパストラックカーブをコピペ
- カーブ全体を時間軸で少し後ろに移動
- フレームずれに注意して連結感を調整!
ポータルVFXを使った演出も
別なアセットには複数のワープポータルがあり、ファンタジーやSFにピッタリ!
- ファイア系
- 宇宙銀河系
- 空・雲系
- 廃墟背景に合うホラー調のもの など


よっしー
BP名が番号だけで分かりにくいためデモレベル or 配置して確認です。
ワープ装置にするには、スフィアコリジョンをつけて、On Component Begin OverlapイベントからOpenLevelするだけです。

補足:電車のライトがバグっている?
電車のアセットは起動時にライトに関する警告が出ますが、これは「Directional Light」が2個重複していたためでした。不要なほう(2がつかない側)を削除し、Intensityで調整することで自然な明るさに。
テクニカルTips

- 揺れる草花はマテリアルで実装されており、リアルな風の演出
- 建物の中は未作成、あくまで外観の背景用途です
注意点とUE5.6での互換性
- UE5.6ではNanite関連の警告が出ますが指示に従い再保存で問題なさそうです。
- 泡やシャドーが出ない場合の解決策が英語で記載されています
UE5.6サードパーソンテンプレートに取り込んで特に問題ありませんでした
まとめ
期間限定で配布されているアセットからいろいろ学びましょう
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