今回は、期間限定で無料配布されていたUnreal Engine用の豪華アセットを使って、「山」「ヒーロー戦隊」「魔法」の3要素を組み合わせたシーンを制作してみました。
最新のUnreal Engine 5.6を使って、環境表現からバトルシステム、UI表示まで統合的に試した内容をご紹介します!
🔥 使用した主な無料アセット一覧
- Brushify – Desert Mountains
→ 砂漠の山岳地形を高品質に構築できる環境アセット - Ultimate Spell System
→ 魔法の発動・管理・エフェクト演出が行えるシステム - Sci-Fi Troopers Collection
→ SF系キャラクター - UE5.6 Third Person テンプレート(Combatバリアント)
→ AI行動とコンボ攻撃などの基本戦闘システムを搭載
🗻 山岳地形アセット「Brushify」が凄すぎる!
今回の一番の目玉は環境アセット「Brushify」シリーズの1つ、Desert Mountains。
このアセット、NaniteやLumenにも対応しており、PCG(Procedural Content Generation)や専用のペイントブラシも完備。ランドスケープ上に自由自在に地形を作れます!


✅ 特徴まとめ
- Nanite/Lumen対応で超高品質
- サンプルのスタティックメッシュ山が4種
- 本格的な霧とライティングで表現力アップ
- YouTubeチャンネルで使い方解説動画もあり!
しかも、フォリッジ・PCG・ランドスケープマテリアルが一通り揃っていてすぐ使える。粗密のバランスもよく、「遠景は軽量・近景は高精細」という実用的な作りです。
✨ 魔法アセット「Ultimate Spell System」
魔法システムは、数字キー入力で発動可能なインターフェース付き。
エフェクトにはナイアガラが使われており、発動時にクールダウンも設定されていて、RPGのような戦闘体験ができます。

✅ 主な仕様
- データアセットで魔法を管理
- 初回ロード時に少し待ち時間あり(ナイアガラの特性)
- エイムオフセット対応(ただし背骨がちょっと曲がりすぎて要調整…)
- マルチプレイ対応(レプリケーションあり)
魔法の色は紫系で統一されていましたが、ナイアガラでの変更は簡単です。
「Spell System」自体はプロジェクト単位で提供されており、既存プロジェクトに統合するには少し手順が必要です。私も統合はあきらめて、魔法プロジェクトに他をマージする形にしました!
Sci-Fi Troopers
戦隊ヒーロー的なSF兵士系のキャラクターです。
そのままサードパーソンキャラクターのメッシュ差し替えで使えました。お手軽ですね。

モジュラーにはなっておらず、調整は男女2種類づつの選択とマテリアルインスタンスでの色変えくらいです。


クセはなく扱いやすいと思いました。

🤖 戦闘AIはステートツリー制御!注意点あり
Third PersonテンプレートのCombat AIはStateTreeベースで設計されています。これによりAIが自然な動きでプレイヤーに対処しますが、StateTree関連プラグインを有効化しないと動作しません!(ここ重要)


また、ファーストパーソン側のAIはまだ未対応のようで、ビヘイビアツリーかStateTreeか悩みどころですね。
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