本日のテーマは『スイカゲーム』風の落ちものパズルを作ろう です
本記事はゲーム本番用のステージ 玉を落とすガラスの器 をつくります
URSuika UnrealEngine製のスイカゲーム風3D落ちものパズルゲーム – BOOTH
無料です(Windowsのみ)遊んでみてください。
新規レベル作成
いわゆるレベルデザインというやつです

UnityやGodotだとシーンです
ファイルの新規レベルから

基本を選んで作成しましょう
空っぽから始めると照明もなく真っ暗です

基本には開始時のサードパーソンマップと同様に太陽や雲があり
あとは広めの床ですが今回は使わないので消しましょう

ほかのアセットと異なり、作成したてはまだ保存されていない状態なので保存しましょう
初期のレベルはサードパーソンのマップフォルダにありますが、今回は簡単にコンテンツフォルダ直下に「Stage1」を保存します

ガラス容器のモデリング
では玉を入れる容器を作りましょう。ここ(下図赤)が「選択」モードになっていると思いますが、
「モデリング」モードに変更します

基本形状の作成
今回は、作成のシリンダーで円柱から始めます

マウスを動かすと早速円柱ができました。左クリックでいったん位置を決めます

あとは「形状」のパラメタをいじって形を調整します
Radiusは太さ、Heightは高さです。

その下2つはあとで見ますが、小さいとカクカクに、大きいと滑らかになる分データ量が増えます

カクカクのメッシュに、滑らかなマテリアルを貼って丸く見せる技もあったりするので、少しずつ勉強してください
つぎにマテリアル(いわゆる皮)を貼り付けます。今回は外からみえるように透明なガラスにします「glass」で検索して見つかった「M_Glass」は透明過ぎてみえないので、

ダメじゃないですが、一旦もうひとつの「M_StatueClass」のほうにしておきます

こっちは彫像用のガラスなので歪んでいて、元のモデル本来の形を変えてみえる効果もありますね
これでいいなと思ったら下の承諾ボタンを押して確定させます

スタティックメッシュができました。
ただし、このままだと中身が詰まった円柱です。次はこれを加工してコップにしましょう
変形
変形させるためのメニューはいろいろあるのですが、今回はモデルのメニューから「PolyGroup Edit」を選びます

基本は面や点の位置を動かして変形させるか


黄色くハイライトされた選択された点や面(を構成するための点の塊)を真ん中に表示されているギズモというコントローラを中心に平行移動させたり回転させたり拡大縮小させたりできます。
または「Face Edits」のツールで点や面を増やしたりして加工します。
今回はInset(頂点から面の内側に向かって縮小した面を追加作成する機能)で

マウスを動かして位置調整し

再度クリックで確定し、一回り小さな円(16角形)ができました

あとは上の面を動かせばこうなりますが、直接動かすとまわりの四角形も変形するので飲み口が鋭く尖った形状になります

「Offset」で回りは維持したまま円だけを動かせば、

このようにふちの厚みはキープしたまま穴をあけることもできます

ぴったり底に重ねると底が抜けた筒になりますが、容器にしたいので穴が開かない程度にしましょう
(カメラを動かして視点を横から見ながらやるとよいです)
「承諾」で確定します
クォリティーはともかく、容器ができました

配置調整
自機が低すぎたり高すぎると遊びづらいので、容器の上で丁度いい高さに自機がいる位置関係に調整しましょう
今回の場合、自機と容器がぶつかる位置関係にあるので、
自機を上にズラすのでもいいですが、今回は容器を下に下げてみます。
位置をリセットして下にズラしました

真上だとわかりにくいですがちゃんと入りました

まぁ容器と玉のバランスがダメですね
大きさ調整
容器に対して玉が大きすぎるので、今回は玉の倍率を下げて小さくしてみます。
BP_ThirdPersonCharacter > イベントグラフ / SpawnMain

0.2くらいでそこそこいいんじゃないでしょうか

容器を大きくするのでもかまいません
長めにテストしてみました

カメラが少し近く感じたのでアームの長さを調整します
こんな具合でいいかなと

そのほか
自機のサイズや移動速度、玉の落下速度や跳ね返り具合などもレベルデザインの調整要素です。

本記事では扱いませんが、カメラを固定するのもアリですね。
というか、落ちゲーはカメラ固定のほうが一般的かな。せっかく3Dで作っているので私は今の方式でいいかなと。
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